民主党 小沢幹事長が関係する
陸山会の土地購入をめぐる問題
をわかりやすく解説
多くの人が良くわからないと悩んでいる民主党の小沢幹事長が関係する「陸山会の土地購入をめぐる問題」を
報道されている内容を整理し、客観的にわかりやすく解説してみました。
1 わかりやすい解説
2 なぜ?東京地検特捜部は疑いを持っているのか?
3 問題の経緯 (時系列)
4 これまでの捜査の経過 (時系列)
☆ 現時点での問題点・疑問点
では、なぜ?東京地検特捜部は疑いを持っているのでしょうか?
2007年に「陸山会」の事務所費が過大な事が指摘された為、2005年分の事務所費の内訳や領収書を公表しました。
そこで、2005/1/7に秘書の宿舎の為に世田谷の土地を購入したので事務所費が膨らんだと説明しました。
また、土地の購入資金は献金による政治資金で購入したと小沢氏自身が説明しています。
ところが、調べてみると、この土地の代金は実際には2004/10/29の午前中に支払われている事がわかり、政治資金収支報告書に虚偽の記載が発覚しました。石川容疑者も虚偽の記載を認めています。
「陸山会」は、この土地の購入資金は土地購入と同日の2004/10/29に銀行からの融資によるものだとし、2007年に政治資金との説明から変化しています。
しかも、土地の購入資金が午前中に不動産会社へ振り込まれているのに、銀行からの入金は午後である事もわかりました。
ここで資金の流れにつじつまが合わなくなります。
さらに調べを進めていくと、
2004/10月の土地購入前に4億円の資金が数千万円に分けられて「陸山会」の口座に振り込まれまれていました。
小沢氏はこのお金は蓄えてきた個人資産だと言います。
しかし、この入金されたお金は政治資金収支報告書に記載されておらず、石川容疑者も小沢氏からの4億円を隠す為の不記載(虚偽)を認めています。
特捜部は、この資金の一部にゼネコンからの裏金が含まれていると疑っています。
さらに、
土地購入日の午後に、
1.石川容疑者が小沢氏の関連政治団体から計1億8千万円を「陸山会」に入金し、「陸山会」が保有していた自己資金約2億2千万円と合わせ、小沢氏名義で4億円の定期預金を作成。
2.その4億円の定期預金を担保に、さらに銀行から小沢氏名義で4億円の融資を受け。
3.小沢氏名義で受けた4億円の融資を「陸山会」へ貸付。
「陸山会」はこの4億円の融資が土地購入の資金だと言っていました。
しかし、このお金は既に土地の代金を支払った後に出来たお金です。
この融資には400万超の金利がかかっており、現金で4億円あったのですから、わざわざ高い金利を出して借りなくてもよいお金です。
また、後の小沢氏の証言では土地の購入代金は事前に石川容疑者へ渡した個人資産の4億円だと言い食い違いがでています。
しかも、小沢氏はこの銀行取引に関する書類に署名していますが、秘書から頼まれてやった事で理由はわからないと言います。
特捜部は、この不可解な取引が簿外資金を隠すための偽装工作と見ています。
後の取調べで、石川容疑者がこの銀行取引は小沢氏からの4億円を隠すための隠ぺい工作であった事を認めました。
しかし、、「小沢先生に詳しい説明はしていないので、自分の出した4億円を担保に銀行から融資を受けたと思ったのかもしれない」 と言っており、小沢氏自身の関与を否定しています。
2005/1/5に、小沢氏が代表を務める「民主党岩手県第4区総支部」から1億3千万円、「小沢一郎政経研究会」から1億5千万円の計2億8千万円の寄付があったして政治資金収支報告書に記載されていましたが、
実は購入した土地を2005/1/7付で売買したとしましたが、その時点の「陸山会」の保有する資金が1億4千万円で土地購入代金に約2億円足りなかった為の、つじつま合わせの虚偽の記載である事が逮捕された池田容疑者の証言でわかりました。
ここで問題なのは、
本当の土地の原資となった、小沢氏の個人資産です。
石川容疑者は、小沢氏から紙袋に入れられ現金で渡されたと言います。
小沢氏は、1985年の自宅購入後の残り2億円と1997年・2002年に家族名義の口座から引き出した2億6千万円だと説明しました。
しかし、常識的に4億もの大金を長年現金で所持しているのは非常に不自然です・・・
特捜は、
小沢氏側の意向が反映されたとされる、岩手県奥州市の「胆沢ダム」の関連工事を下請け受注した中堅ゼネコン「水谷建設」の元幹部から、工事を受注した時期にあたる04年10月と05年4月に、大久保秘書の要請を受け、5千万円ずつ計1億円を石川容疑者と大久保容疑者に渡したとの供述を得ました。(石川・大久保両容疑者は否定)
土地取引と同時期の1回目の5千万円が4億円の土地購入原資の一部となった疑いがあるとみています。
2007/春頃に、現金4億円を小沢氏の自宅に運んでおり、小沢氏から「陸山会」への貸し付けた土地購入資金の返済と見られています。
特捜はこの一連の取引はゼネコンからの資金をマネーロンダリングしたのでは、と疑っています。
「陸山会」は過去にも、預金を担保に銀行から融資を受ける不動産取得を5回おこなっており、同様の可能性に疑いを持っているようです。
また、この土地購入資金の説明を巡っては、
2007年、事務所費の増加が注目された時では、
小沢氏自身が献金による政治資金と説明していました。
2009/12月、この土地取引に疑惑がもたれた時では、
「陸山会」による説明で銀行からの融資と説明、小沢氏自身は具体的な説明はしていませんでした。
2010/1/23、小沢氏が受けた特捜の事情聴取では、
土地購入資金は個人資産の蓄えと説明しました。
と二転三転としています。
購入した土地の名義は小沢氏個人のものになっています。
購入資金は小沢氏個人からの貸し付けで、後に小沢氏個人へ返済されています。
結局、お金を払っているのは「陸山会」なので、政治資金で小沢氏個人の土地を購入した事になります。
「登記名義は小沢だが個人の権利は主張しない」との確認書が作成されていますが、法的な拘束力はないので「陸山会」が解散したら小沢氏個人ものになります。
また、この確認書が取引の2年後に作成されており、疑いを持たれてから作成している可能性があります。
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1 わかりやすい解説
2 なぜ?東京地検特捜部は疑いを持っているのか?
3 問題の経緯 (時系列)
4 これまでの捜査の経過 (時系列)
☆ 現時点での問題点・疑問点
(現在捜査中であり、報道されている事をまとめただけなので、真偽はまだ不明です。)
(非常にわかりづらいです。なので間違いがあったらすみませんm(_ _)m )
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