2010/1/15放送の「大田総理　秘書田中」の中で出た、
民主党 小沢一郎幹事長の政治資金管理団体「陸山会による土地購入をめぐる問題」の解説を元に、事件をわかりやすく書いて見ました。
（現在捜査中であり、報道されている事をまとめただけなので、真偽はまだ不明です。）
（書いていて思ったのですが、非常ににわかりづらいです。なので間違いがあったらすみませんm(_ _)m）

2004/10以前
　　小沢事務所で秘書の寮を建てることになり、土地購入には陸山会の元会計責任者で公設第１秘書・大久保隆規被告が小沢氏に相談して世田谷の土地購入を決めた。

2004/10月
　　中堅ゼネコン「水谷建設」元幹部が、石川議員(元私設秘書)に５千万円を渡した（と供述。）
　　　　元幹部は「受注前に小沢事務所にあいさつに行った際、元秘書大久保被告から『来るのが遅い』と叱責（しっせき）を受けたという。
　　　　小沢氏側はその後、計1億円を持参するよう元幹部に要求したとされる。（残りの5千万円は2005/4月に渡したとされる）
　　↑ 特捜部は、この金が土地購入原資の一部と見ている。

2004/10/29以前
　　土地購入直前に、石川議員(元私設秘書)が、小沢氏個人の金を小沢氏の資金管理団体「陸山会」の口座に数千万円に分け約４億円を入金。
　　記載ミスで（後に虚偽記載を認める）政治資金収支報告書に収入として記載しなかったという。
　　約４億円を数千万円に分けて入金した理由もわかっていない。

2004/10/29午前
　　陸山会が3億5千2百万円で世田谷の土地を購入。
　　陸山会側は不動産会社に「登記の時期は自由にしたい」と伝え、05年1月7日付で売買を登記。
　　05年分の政治資金収支報告書にも、05年1月7日に土地を購入したとして計上。
　　小沢氏本人が書類作成にも関わっている。

2004/10/29午後
　　銀行から４億円の融資を受ける。
　　　↑この融資には400万超の金利がかかっている。
　　小沢氏側が土地購入の原資という。
　　↑ 特捜部は、この融資は簿外資金を隠すための偽装工作と見ている。

2005/ 1/ 7
　　購入した土地を05年1月7日付で売買したと登記したが、陸山会の保有する資金が1億4千万円。土地購入代金に約2億円足りない事が判明。
　　↓
　　2005/1/5に、小沢氏が代表を務める「民主党岩手県第４区総支部」から1億3千万円、「小沢一郎政経研究会」から1億5千万円の計2億8千万円の寄付があったとし、政治資金収支報告書に虚偽の記載。実際の資金移動は発生していない。（元秘書が供述）

2007/春頃
　　現金4億円を小沢氏の自宅に運んだ。（元秘書が供述）
　　↑　特捜部は、小沢氏から陸山会への貸し付けた土地購入資金の返済と見ている。

2010/ 1/13
　　東京地検特捜部が陸山会事務所など小沢一郎民主党幹事長の関係先を一斉捜索。
　　小沢幹事長が事情聴取に応じる姿勢を示さず、任意捜査では全容解明に限界があると判断。

2010/ 1/15
　　土地購入代金の政治資金収支報告書への虚偽の記載の容疑で、
　　・元私設秘書で衆院議員石川知裕容疑者
　　・元私設秘書の池田光智容疑者
　　・公設第１秘書で元陸山会会計責任者だった大久保隆規容疑者
　　　を政治資金規正法違反（虚偽記載）の容疑で逮捕。

小沢幹事長の地元岩手県で建設中の胆沢ダム工事に参入した鹿島は、陸山会の土地購入の直前に胆沢ダム本体工事を落札、水谷建設は下請けに入っていた事から、
特捜部は、土地購入資金がゼネコンからの資金が含まれる可能性が高いとみている。
銀行から受けた４億円の融資手続きにも小沢幹事長がかかわっており、一連の取引にも深く関与していた可能性もあるとみている。

小沢幹事長は
「私も、私の事務所の者も計算上のミスはあったかもしれないが、意図的に法律に反するような行為はしていないと信じている」いっている。

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