2010年バンクーバー冬季オリンピック代表
加藤条治 スピードスケート
冬季オリンピック(五輪)代表選手のエピソードです。主に、2010/2/8の「GET-SPorts」で放送された内容が中心です。
1. 祝銅メダル 加藤条治 復活の理由
2. 祝銀メダル 長島圭一郎 速さの秘訣
加藤条治の滑りの特徴は世界屈指と言われるコーナーワークにある。
現在の500m世界記録保持者ジェレミー・ウォーザースプーンは、加藤条治の滑りを「とてもフォームが低く積極的に滑る」という。
女子500m代表の岡崎朋美は「カーブは跳ねる様な感じだけど、ちゃんと氷に力が伝わっている」といった。
2005年11月 アメリカソルトレイクシティで行われたW杯で当時の清水宏保の持つ世界記録を5年ぶりに更新し、翌年のトリノでは金メダルに最も近い男と言われていた。
トリノオリンピック前には、金メダル獲得を公言し自信に満ち溢れていた。
しかし、
結果は6位、
周囲の期待と、自分自身への期待を大きく裏切ってしまった。
競技終了後に加藤条治は、
「負けっぱなしではいられないので、またすぐ挽回して、来年は無配のスケーターになる勢いで、やり直したい」
と語ったが、
その言葉とは裏腹に、
成績は低迷する。
無敗どころか、表彰台にも上がれなくなってしまった。
世界屈指と言われたコーナーワークは見る影もなくなっていた。
その頃の加藤条治は、
「全くコーナー曲がれないんで、どうしよう・・・」
「コーナーに入るのが恐い」
とインタビューで答えるほど悩んでいた。
コーナーで右足を置いた時に、ブレードの方向とは違う方向へ力が掛かるような違和感を感じていた。
加藤条治は、トリノ以降からパワーをつける為に筋力アップに重点を置いてきた。
しかし、急激な肉体改造が全体のバランスを崩し、技術と力の歯車がかみ合わなくなっていた。
それによって、右足が自分の思ったところに置けなくなり、繊細な感覚を必要とするコーナーワークに支障がでていた。
バンクーバーの一年前から、練習内容を根本から見直す。
コーナーワーク中に必要な筋力を考え、バランスよく筋力UPできるように練習メニューを変更した。
そして二度目のオリンピックシーズン。
2009年10月 全日本距離別選手権
この大会で、かつてのコーナーワークを見せ、大会新記録で優勝した。
その後、ワールドカップでも優勝を果たすなど、
天才的なコーナーワークは復活していた。
バンクーバーオリンピックの一年前に、
テレビ番組「GET Sports」中で、加藤条治が自分宛に手紙を書いていた。
「笑っている?」
の一言であった。
「良い事があっても、悪い事があっても、笑っていられればOKだと思う」
しかし、
レース終了後は、
笑っていなかった。
インタビューでは、「悔しい」を連発した。
「十分な準備をしてきたので結果には不満」と・・・
所属の日本電産サンキョーから報奨金として600万円が支給されるそうなので機嫌直して下さい。
ちなみに同じ日本電産サンキョー所属で銀メダルの長島圭一郎は1000万円だそうです。
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NHK総合で放送された
オリンピック番組が、
放送後30日間見れるそうです。
1. 祝銅メダル 加藤条治 復活の理由
2. 祝銀メダル 長島圭一郎 速さの秘訣
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