2010年バンクーバー冬季オリンピック代表
ノルディック複合 高橋大斗 小林範仁
2010/1/18の「スポーツ大陸」で放送された内容です。冬季オリンピック(五輪)代表選手のエピソードです。
1. ノルディック複合 ふたりのエースは幼馴染
2. ノルディック複合団体 ふたりのエースの想い
かつて荻原兄弟、河野、阿部を中心とした、
複合日本と呼ばれた栄光の時代があった。
その後、不利なルールの変更などもあり、長い低迷期に入った。
2004年には高橋大斗がワールドカップ個人戦で優勝を果たす等、
ひとりノルディック複合を引っ張ってきた。
しかし、2007年札幌で開かれた世界選手権で、
思わぬアクシデントに見舞われる。
ジャンプ中にスキーの止め具が外れ転倒。
肩と膝を骨折する大怪我。
さらに、一年後のルール改正によりジャンプの比重が少なくなる。
ジャンプでリードを奪い距離で粘る高橋大斗には痛い改正だった。
昨シーズン(2008-2009)は体調を崩し、成績は低迷したままだった。
高橋大斗が活躍していた頃、小林範仁まだ無名だった。
距離の力はあったが、ジャンプを苦手とし結果を残せないでいた。
しかし、飛躍の瞬間は突然やってきた。
去年2009/2/26、チェコ・リベレツで行われた、
世界選手権複合団体で、日本は前半のジャンプ5位から距離で逆転!
95年以来7大会ぶりの金メダル。
小林範仁は最後ゴール前で競り勝ち、優勝に大きく貢献する
しかし、団体優勝のメンバーに高橋大斗はいなかった。
後輩達の快挙の後、
高橋大斗の何かが変わり始めていた。
後輩、小林範仁の飛躍で、
高橋大斗の団体への意識が変わり始めた。
それまで高橋は、
「一人一人がばらばらで良いと考えていた。
高橋大斗も回りも誰も日本チームをまとめ様とは思っていなかった。」
「でも今は小林範仁がチームを作ろうとしている。
意識しているのか、性格でたまたままとめているのかわからないけど」
小林範仁は夏の間、
苦手のジャンプの克服に取り組んだ。
「自分が成長すれば日本はもっと強くなれる」と信じ。
小林範仁には、
ジャンプの助走で重心が後ろへ掛かる癖があり、ジャンプが安定しない。
フォームの改良に取り組んだ。
高橋大斗は夏の間、
苦手のクロスカントリーの克服に取り組んだ。
10kmの坂道をローラースキーで駆け上がるトレーニングを重ねた。
12月の全日本複合大会で、
高橋大斗は得意のジャンプで1位を獲り貫禄を見せる。
小林範仁も苦手のジャンプで高橋大斗と50cm差の2位につけ、
フォーム改良に取り組んだ成果を見せた。
クロスカントリーでは、
高橋大斗は6秒後にスタートした小林範仁に抜かれ、
16秒差の3位と敗れも、
ゴール直前に逆転を狙うなど、最後まで食らいつき、
夏場のトレーニングの成果を見せた。
「個人個人の力が団体戦に伝わってくると思うので、
今回は一番のチャンスだと思うし、
一番自分の中にも力があるなと思っている。
楽しみです」 小林範仁
「今は、ずっと一人でやってきたのが、
やっとチームメイトが出来た。
すごい良いチームです
今まで僕が欲しかったものが手に入ったという感じ」 高橋大斗
新生日本のふたりのエース。
小林範仁は、高橋大斗を追い続け、
高橋大斗は、小林範仁からチカラをもらう。
オリンピック番組が、
放送後30日間見れるそうです。
1. ノルディック複合 ふたりのエースは幼馴染
2. ノルディック複合団体 ふたりのエースの想い
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